プラチナ万年筆は26日、ロングセラー速記用シャープペン「プレスマン」のリニューアルを発表した。新プレスマン「MPS-200」の発売日は2015年6月1日で、価格は200円(税抜)。

37年ぶりにリニューアルされた、新しい「プレスマン」

「プレスマン」は、1978年より販売されているロングセラーの速記用シャープペン。速記士や記者といった"筆記のプロ"向けに開発されたもので、「多くの文字を素早く書く」ことに特化した構造となっている。具体的には、一般的な0.5mm芯より太い0.9mm芯を採用するほか、内蔵されたセーフティスライド機構が芯をスライドさせることで、速記中に起こる強い筆圧から芯折れを回避。また、芯を使い切ってメモのタイミングを逃すことがないよう、通常全長60mmの芯を100mmの2B芯にするなど、途切れのない取材を可能にした。これらの機能と書き味が各方面で認められ、今では「イメージをスケッチするのに最適」と執筆家、クリエーター、コピーライターなどにも愛用者が多いという。

今回のリニューアルは、日本で実用的シャープペンが誕生してから100年を迎えるにあたって実施されるもので、発売以来初めての改良となる。外観の変更はロゴマークのみで、機構的な改善点としては、セーフティースライドのクッション圧を高めにして意図しない芯スライドを防止したほか、芯を出す時のノック音を大幅に低減。さらにノック圧を軽くする事によりスピーディで軽快な芯出しを実現したことなど。製品サイズは全長148mm×最大径9mm、重量は8.1g。