タレントの麻美ゆまが20日、東京・秋葉原のソフマップアミューズメント館でニューシングル「Re Start~明日へ~」の発売記念イベントを行った。
2013年2月に、がんと良性腫瘍の中間といわれる卵巣の境界悪性腫瘍により卵巣と子宮を全摘。壮絶とも言える闘病生活を送り、厳しい抗がん剤治療を乗り越え、夢でもあった本格的なアーティスト活動を始めた麻美は、この日発売したセカンドシングルを手に「自分の夢が叶った瞬間だと思います。7年前にソロ名義で出したCDは、たくさんのAV女優の方がいて、その中の企画の1つだったので、自分としてはこれが本格デビューだと思っています」と満面の笑みを見せた。
そんな麻美だが、現在も一部のファンからAV復帰を望む声を多く聞くそうで、「自分自身その期待に応えてあげたいという思いと葛藤はあったんですけど、手術をして傷跡も残ってしまって、自分自身がやることができない状態になってしまったことが悔しくて、一歩踏み出せずにいました」と苦悩を明かしたが、セカンドシングルの発売をキッカケに「今日からは自分を知ってもらったり、応援してもらえるように頑張って行きたいと思います。AVに関しては自分の中では今日で卒業かなって気持ちでいます」と晴れやかな表情で語った。
また、アーティスト・麻美ゆまの目標を聞かれると麻美は「近々の目標に関してはソロのワンマンライブをやりたいと思っています。ギター以外の楽器にも挑戦したいという気持ちもあり、1人でもパワフルでグル―ヴィな音楽を作れる人になりたいなと思っています」と目を輝かせた。さらに、会見の最後には麻美が大ファンだという氣志團の綾小路翔からのメッセージがサプライズで読み上げられると、麻美は「生きていてよかった」と感涙し、「こんなにも心強くて嬉しいことはないので、色んなことがあったんですけど、これで私は何があっても大丈夫という覚悟が付きました」と力強く語った。
麻美ゆまセカンドシングル「Re Start~明日へ~」は発売中。初回限定版A、初回限定版B、通常版の3形態で発売となる。