ON Semiconductorとオーディオ技術企業のAfterMaster HD Audio Labsは、共同でオーディオ向けデジタル信号処理(DSP)チップ「BelaSigna 300R AM」を開発し、発売を開始したと発表した。

同製品は、1.8V電源で4mA動作が可能なほか、リアルタイムのマスタリング/リマスタリング処理技術、独自のAdaptive Intuitive Responseメカニズムを使用して原音の品質を維持するとともに、あらゆるリスニング体験にこれまで以上に奥深く明瞭で豊かな音質を提供するAfterMaster HDのアルゴリズムを実行することで、テレビ、ヘッドフォン、スピーカー、携帯端末、ストリーミングサービスなどをはじめとするオーディオ機能を備えた機器やサービスに対して高音質のハイファイサウンドを提供する。

また、小型のWLCSPパッケージを採用しているほか、低消費電力であるため、ヘッドフォンやスマートフォンなどの小型のエレクトロニクス製品でもAfterMaster HD処理技術を活用することが可能になるという。

なお、同製品はON Semiconductorのグローバルな販売チャネルおよび流通ネットワークを通じて入手することが可能だという。

オーディオ向けDSPチップ「BelaSigna 300R AM」のイメージ