米Microsoftは5月6日(現地時間)、NonSQLデータベースのクラウドサービス「Google Cloud Bigtable」のベータリリースを発表した。同サービスでは、Google 検索、Gmail、Google Analyticsなど、Googleのサービスが10年以上利用してきたデータベースが提供される。

同社によると、Cloud Bigtableのレイテンシーは1ケタのミリ秒に抑えられているほか、ドル当たりのパフォーマンスは、HBaseやCassandraといった競合のNonSQLデータベースの2倍以上だという。

Cloud Bigtableと競合のコスト・パフォーマンスの比較 資料:Google

Cloud Bigtableは、オープンソースの分散データベース「Apache HBase」のAPIを介して提供される。そのため、Hadoopのエコシステム、Googleのビッグデータサービス「Cloud Dataflow」などと、統合することも可能としている。

また、クラスタの作成や再構成はシンプルなユーザー・インタフェースで行え、10秒未満で完了できるという。

1時間当たりの1ノードの価格は0.65ドルで、クラスタ当たりの最少ノード数は3となっている。ストレージはSSDとHDD(近日販売予定)から選択でき、SSDの1GB当たりの月額料金が0.17ドル、HDDの1GB当たりの月額料金が0.026ドルとなっている。ネットワークに関する料金は、出力先と月間使用量によって決まる。