富士通は4月24日、海外拠点へのERPシステム導入の迅速化と低価格化を実現する「FUJITSU 業種ソリューション for Microsoft Dynamics AX」として、新たに「販社・サービス会社ソリューション」「コスト管理・分析ソリューション」「自動車サプライヤソリューション」を提供すると発表した。

「FUJITSU 業種ソリューション for Microsoft Dynamics AX」の概要

これらのサービスは、オンプレミスのほか、Microsoft Azureの最新機能を利用可能な同社のクラウドサービス「FUJITSU Cloud A5 for Microsoft Azure」上でも展開する。

「販社・サービス会社ソリューション」は、海外展開のノウハウをもとに、各国のローカライズに対応する業務のプロセスを実装し、海外販社や海外でのサービス展開を請け負う会社を対象としたもの。海外拠点の商談活動、プロジェクト管理、販売活動の効率化を実現する。

「コスト管理・分析ソリューション」は、経営品質の向上に向けて、予算、実績、シミュレーション情報を一元的に管理し、経営分析や損益管理に有効な情報を提供。国内外のプロセス産業に対し、精緻な原価管理ときめ細やかな損益管理業務を提供する。

「自動車サプライヤソリューション」は、自動車サプライヤーが自動車メーカーとの取引に必要となる受注・出荷連携機能(受注取込、生産計画、出荷計画、出荷検収、支給管理)を実装し、取引データの有効活用と業務プロセスの効率化を実現する。

同ソリューションは、日本に加えて、シンガポール、タイの現地の富士通グループからも提供する。