カスペルスキーは23日、個人向けMac用セキュリティ製品「カスペルスキー インターネットセキュリティ for Mac」の最新版をオンラインストアで発売した。価格は税込3,580円から。

「カスペルスキー インターネット セキュリティ for Mac」(画面イメージ)

今回追加された主な新機能は以下の通り

・ネットワーク経由の攻撃を防御するとともに、攻撃者のIPアドレスもブロック。また、ネットワーク攻撃を手法別に判別するデータベースによって、最新のネットワーク攻撃を防御する。

・オンラインバンキングサイトやショッピングサイトを利用するときに「ネット決済保護機能」を利用し、特別な保護モードでWebサイトにアクセスする。

・Webサイトの電子証明書をチェックして安全性を確認し、パスワードや機密情報をセキュリティキーボード(ソフトウェアキーボード)で入力できるようにした。

・警察機関によって詐欺被害が確認された詐欺サイトや偽ブランド品販売サイトへのアクセスをブロックする。

「カスペルスキー インターネット セキュリティ for Mac」の1年1台版は3,580円、2年1台版は5,640円(いずれも税込)。なお、「カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティ」を利用していれば、ライセンス有効期間内は無償で最新版にアップグレードできる。対応するOSのバージョンはMac OS X 10.7~10.10。

カスペルスキーによれば、近年はMacを狙う脅威が深刻化しているという。同社の調査では、2014年の1年間にOS Xを狙う新種のマルウェアを1,500体ほど確認し、検知総数は370万回にのぼった。これは、1人のOS Xユーザーが1年間に約9回、脅威にさらされた計算となる。最近では、動画配信サイトに紛れてOS Xユーザーを狙うアドウェアや、OS XとiOSの両方に感染するマルウェアも発見されている。