三菱自動車は10日、高性能4WDセダン「ランサーエボリューション X」の特別仕様車「ランサーエボリューション ファイナルエディション」の先行予約受付を開始した。1,000台限定で販売され、予約が1,000台に達した時点で受付終了となる。

三菱「ランサーエボリューション ファイナルエディション」

同車は1992年10月の初代「ランサーエボリューション」誕生から約23年にわたる歴史の最後を飾る特別仕様車。「GSR」グレードの5MT車をベースとして、精悍さを引き立てながらプレミアム感を高めた内外観としている。

エクステリアは、フロントグリルモールをダーククロームメッキとし、バンパーセンターとボンネットフードエアアウトレットを光沢のあるグロスブラック塗装に、BBS製18インチ鍛造軽量アルミホイールをダーク調塗装にするなど、全体でコーディネートを図っている。ボディカラーは全5色で、ルーフ部がブラック塗装の2トーンカラー(メーカーオプション設定)を合わせた計10色を展開する。

インテリアは、室内天井と各ピラーを内装基調色のブラックに統一してスポーティ感を高め、RECARO製レザーコンビネーションシート、ステアリングホイール、シフトノブ、パーキングレバー、フロアコンソールリッドのステッチにレッドを取り入れた。

エンジンは4B11型2.0リットルDOHC16バルブ4気筒MIVECターボエンジンに、ナトリウム封入エキゾーストバルブを新たに採用。最高出力を向上させ、中高速域で伸びのある出力特性とした。この動力性能を余すことなく路面に伝えるため、従来はメーカーオプション設定のハイパフォーマンスパッケージ(高性能仕様のサスペンション、ブレーキ、タイヤ)を標準装備したほか、リヤトランクに「Final Edition」のエンブレム、フロアコンソールにシリアルナンバープレートを採用するなどしてプレミアム感を高めている。

「ランサーエボリューション ファイナルエディション」の価格は429万8,400円(税込)。今年8月頃の発売を予定している。