サーコム・ジャパンは、IEEE802.11ac wave2に対応した無線アクセスポイント機器「AP341AI」をエンタープライズ向けにODMとして提供開始した。

AP341AIは屋内での設置を目的とした無線アクセスポイント機器で、店舗や施設が来場者に提供する公衆無線LANサービスとしての使用を想定している。外形寸法は180mm×180mm×40mm。使用形態に合わせ、2種類の取り付け金具から選択することで天井や壁への取り付けが可能となっている。

ODMで、顧客の要望に合わせたカスタマイズを行って提供するため、各施設への直販はせず、通信キャリアやメーカーなどのIT・モバイル関連事業者を対象に提供する予定。

IEEE802.11ac wave2への対応は、従来規格のIEEE802.11acとは異なり、数本のアンテナがそれぞれPCやスマートフォンなどの端末に対して同時に独立した通信を行うため、混雑した環境においても安定した通信環境を担保する。2020年にかけてインバウンド政策や五輪開催などによって訪日人口の増加が予想される中、必要なインフラ整備の一環となる。

無線アクセスポイント機器「AP341AI」