島津製作所は3月18日、同社の米国子会社「シマヅ プレシジョン インスツルメンツ(SPI)」が米カリフォルニア州ロングビーチのダグラス・パーク内にて建設を進めてきた民間航空機ビジネス向け新工場建屋の竣工式を執り行ったことを発表した。
SPIは従来、米カリフォルニア州トーランスの工場にてエンジン・アクセサリ・ギアボックス、操縦系統/降着装置/貨物扉アクチュエータなどの組立・試験・修理事業を行っていたが、延べ床面積が倍増となる新工場ではこれらの機能に加えて、部品加工や表面処理の能力が追加されることとなる。また、修理職場の面積も従来比で2倍以上となり、取扱い品目の拡大も計画しているという。
なお、同社は新工場に本社機能も移転する予定で、今後、米国顧客を中心に、世界各国の航空会社へのサービス提供を目指すとしている。