Cypress Semiconductorは、パワーデリバリー(PD)が可能な超小型フットプリントのUSB Type-Cケーブルコントローラソリューションとして、「EZ-PD CCG2」コントローラのサンプル出荷を開始したと発表した。同社のUSB Type-Cコントローラの第2世代目の製品となる。

同製品は、2.4mm薄型USB Type-Cケーブルコネクタに最適化され、USB Type-Cダウンストリームポート(DFP)またはアップストリームポート(UFP)アプリケーションを完全にサポート。Type-CトランシーバーおよびType-C通信に必要な終端抵抗器の両方を内蔵したプログラマブルソリューションとなっている。

システムレベルのESD保護機能(接触放電:8kV、空中放電:15kV)をチップに内蔵しており、ESD保護のための外部部品が不要で実装面積と部品数を削減している。また、ARM Cortex-M0コアと32KBのフラッシュメモリを搭載し、製品の開発段階や量産、または製品出荷後でもアップグレードが可能なファームウェアにより、デザインの柔軟性を実現している。同機能は、将来USB-IF仕様が変更されても、ファームウェアの改版によって簡単に対応して新仕様に適合できる。

同製品は20ボールWLCSPおよび14ピンDFNパッケージで提供され、現在サンプル出荷中。6月に量産を開始する予定となっている。