ユーグレナは3月9日、国際協力機構(JICA)が行う2014年第一回協力準備調査(BOPビジネス連携促進)としてバングラデシュでの「ユーグレナ・クッキー事業準備調査」が採択されたと発表した。
同調査では貧困層(BOP層)と中所得層(MOP層)を対象に、ユーグレナ・クッキーなどのユーグレナ(ミドリムシ)入り食品の商業化の可能性を検討するために、現地の食品会社や関連省庁と提携してバングラデシュのクッキー市場の将来性とニーズの調査、商品開発や販売テストなどを実施する予定。実施期間は2015年4月から2017年3月までの2年間となる。
バングラデシュではBOP層を中心とした5歳未満の子供の発育不全が問題となっている。ユーグレナは2014年4月より「ユーグレナGENKIプログラム」としてBOP層の中でも最貧困層の子供が通う小学校を中心に、ユーグレナ・クッキーの無償配布を行い、子どもとその母親から好評を得たという。
なお、商業化によるユーグレナ入り食品の販売で得る利益の一定割合を「ユーグレナGENKIプログラム」に還元するとしている。