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Rubyコミュニティは「Ruby 2.0.0-p643 Released」において、Ruby 2.0.0系の最新版となる「Ruby 2.0.0-p643」の公開を伝えた。このバージョンは通常リリースの最後のバージョンとなる見通し。以後、Ruby 2.0.0系はセキュリティメンテナンスのフェーズに入り、重要度の高いセキュリティ脆弱性やリグレッションなどが発見されないかぎり、基本的にリリースは実施されなくなる。
セキュリティメンテナンスのフェーズは通常1年間継続するため、2016年2月24日までがRuby 2.0.0系のサポート期間となる。Rubyコミュニティでは現在Ruby 2.0.0系を使用しているユーザに対してセキュリティサポートが終了するまでにRuby 2.1系やRuby 2.2系などより新しいバージョンへ移行する計画を立てることを推奨している。
Rubyの安定版で最も新しいバージョンがRuby 2.2系となる。Ruby 1.9.3系は先日サポートが終了したため、現在サポート対象となっているバージョンはRuby 2.2系、Ruby 2.1系、Ruby 2.0系となる。今回Ruby 2.0.0がセキュリティメンテナンスフェーズに入ったことで、今後、主に利用されるバージョンはRuby 2.2系およびRuby 2.1系になると見られる。