ソフトバンク・テクノロジーは18日、同社が運営するWebフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」でのフォント提供において、大日本印刷との業務提携を締結したと発表した。これにより、FONTPLUSを導入したWebサイト上で新たに大日本印刷のオリジナル書体「秀英体」12書体の利用が可能となった。
「FONTPLUS」は、インターネットを介してWebサイトを閲覧するユーザにフォントを配信するサービス。閲覧するデバイスにフォントがインストールされていなくても、Webサイト制作者側が指定したフォントをブラウザ上での表示を実現するという。同サービスでは現在700書体以上のフォントが利用可能で、用途やデザインに合わせたフォントを利用してよりデザイン性の高いサイトを構築できるということだ。また、コンテンツはテキストデータとして扱えるため、検索や文字の拡大・縮小、音声読み上げ機能にも対応しているなど、ユーザアクセシビリティの観点でも有効とのことだ。
なお、このたび業務提携によりFONTPLUSを導入したWebサイト上で利用可能となった「秀英体」は、大日本印刷が明治時代から開発を続けている歴史のあるオリジナル書体。優美でしなやかな線画を持ち、美しく読みやすいフォントとして多くの書籍や辞典に使われるなど、編集者やデザイナーはもとより読者からも高い評価を得ている。