九州通信ネットワークは、MVNO(仮想移動体サービス)事業に乗り出す。NTTドコモのネットワークに対応したSIMサービス「BBIQスマホSIM d」を3月2日から開始する。月額利用料は税別900円から。スマートフォン3機種、タブレット端末3機種も販売する。

BBIQスマホSIM dは、「データ通信」「データ通信(SMS機能付き)」「音声通話」の3プランが用意されたSIMサービス。利用エリアはNTTドコモのXi、FOMAの提供地域となり、通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsとなる。データ通信容量は、各プランともに毎月2GBで、翌月まで繰り越し可能。容量超過時は200kbpsの通信速度に制限される。

月額利用料は、データ通信が税別900円、データ通信(SMS機能付き)は同1,040円、音声通話は同1,600円。通話料金は30秒あたり同20円。音声通話オプションとして、転送電話、迷惑電話ストップ、国際ローミングなどを提供する。データ通信、データ通信(SMS機能付き)の2プランには最低利用期間が設定されていないが、音声通話は12カ月となる。12カ月以内に契約を解除する場合には、契約解除料が発生する。SIMは標準/micro/nanoの3種を用意。このほか初期費用として同3,000円かかる。

サービス概要

また、今回提供のSIMカードに対応したスマートフォンとタブレット端末も販売する。スマートフォンは、「ASCEND G620S」(販売価格は税別21,800円)、「ZenFone 5」(同29,800円)、ASCEND Mate7(同45,800円)の3機種となる。タブレットは「Mediapad M1」(同27,800円、「Mediapad X1」(同36,800円)、「YOGA Tablet 2 with Windows」(同49,800円)の3機種。SIMカードと端末をセットで購入すると、SIMカードを取り付けすぐ利用できる状態で提供される。

販売するスマートフォン3機種

販売するタブレット3機種

オプションサービスも用意する。スマートフォン・タブレットの使用法をオペレーターがリモートサポートする「スマホ安心サポート」(月額同300円)ほか、端末補償サービス(月額同380円)がある。

なお、2つのキャンペーンも実施する。ひとつは既存のBBIQを利用者を対象に、1万8,000円(税別)割引となるスタートキャンペーン。期間は3月2日から4月30日まで。もうひとつは、BBIQ利用者を対象にアンケートに回答することで、音声通話SIMの月額料金が6カ月間350円割引きとなる事前キャンペーンを行う。期間は2月12日から3月1日まで。