SNSマーケティングを手がけるアライドアーキテクツは2月12日、アドテクノロジー事業に参入すると発表した。サービスの第一弾として、同日より、商品/サービスに対して「好意・愛着」を持っているユーザーのデータを活用してターゲティング広告の精度を向上する「SNS対話データ・ターゲティング」の提供を開始する。

「SNS対話データ」は同社独自のデータ概念で、「広告主企業が行うユーザーアンケートなどによりSNSユーザーから直接的に収集できるリアルな意思・嗜好データ」。これを利用し、ユーザーの企業/ブランドへの「好意・愛着」の度合いを可視化し分類する。

「SNS対話データ・ターゲティング」は、「企業保有の広告ターゲットリスト」を母集団としてSNS上から類似ユーザーを抽出し、広告ターゲットを拡張できる「類似ターゲティング」と「SNS対話データ」を掛け合わせることで、「商品に興味を持つかもしれない人」の推測データを母集団とする従来の類似ターゲティングから、「商品/サービスへの『好意・愛着』が高い人」の分類データを母集団に加えて類似ターゲティングを行うことが可能となるという。

従来の「類似ターゲティング」と「SNS対話データ・ターゲティング」の違い

同社ではアドテクノロジー事業を、SNS上で年間200万件以上のユーザーアンケートデータを扱うサービス群と、膨大な文字情報を扱いやすい構造データとして管理できるシステム基盤と連携することで、「SNS対話データ」の収集・蓄積・活用をワンストップで支援する。

さらに今後、海外のSNS広告取扱高トップシェア企業とのサービス共同開発も視野に入れ、さらなる機能拡充および販売マーケットの拡大に取り組んでいくという。