Facebookは1月20日、2014年11月に日本でも発足した「Creative Shop(クリエイティブショップ)」の事例を公開した。同チームは広告主の効果的な広告展開をサポートしている。
Facebookでは、友人の近況から経済ニュースまで、様々な情報がひとりひとりにパーソナライズされた形で届けられているため、そこに配信される広告も利用者にとって「有用なコンテンツであるべき」と考えている。
この考えのもと、Facebook上での広告表現をサポートするために、オンラインメディアとしては珍しく自社内にクリエイティブチーム「Creative Shop」を抱えており、2014年11月に日本でも発足した。
日本のチームを率いることになった冨川 淳氏はCreative Shopの役割について「Facebook上の広告が従来の広告とどのように違うのか説明すること。そして、その違いを乗り越えて結果を出せるようにサポートすること。そのために、様々なツールを提供したり、ワークショップを開催したり、広告キャンペーンの企画や制作を手伝ったりしている」と述べている。
また、Facebook広告について特に注意すべき点について「Facebookに限らないが、Facebookについて特に言えることとして、広告がdisruption(中断させるもの、邪魔するもの)ではなくconnection((つなぐもの)であることがとても大切で、何のために、誰に、何を、どうやって、というのをすべて考慮して、Facebookというプラットフォームに最適化する。そして、結果をしっかりと測定し、さらなる最適化につなげていく。そのノウハウを提供するのがCreative Shopだ」としている。
Creative Shopが日本で最初に携わった事例は、ネスレ日本のキットカット「オトナの甘さ」シリーズのキャンペーン。4本のWeb限定ショートフィルムをを制作し、大橋マキさんや渡部陽一さんといった実在の人物のリアルなストーリーを伝えることを提案している。制作されたショートフィルムは、Facebook上で配信されている。