GMOインターネットは1月15日、アクロディアと共同で、米Backendless Corporationが提供するモバイルバックエンドサービス(MBaaS : エムバース)「Backendless」を国内向けにカスタマイズした「GMO mBaaS powered by backendless(GMO mBaaS)」を開発し、2015年前半をめどに提供開始すると発表した。

MBaaS(mobile Backend as a Service)とは、スマートフォンアプリの開発・運営において、サーバー側に実装する必要がある「プッシュ通知機能」や「データストア機能」「ユーザー管理機能」等の基本的なバックエンド機能をクラウド上で提供するサービス。

サーバー側での開発・実装が不要となるため、ゲームのUIやアプリのデザインといったフロントエンドの開発に注力できる。これにより、開発費用や人件費などのコストを大幅に削減できるほか、開発期間の短縮が可能となる。

「GMO mBaaS」は、ゲーム・アプリ開発者向けクラウドサービス「GMOアプリクラウド」のオプションサービスで、2014年12月24日からβ版を提供。利用中の顧客の意見を踏まえ、さらなる機能改善を行った後、正式版の提供を開始する予定だ。

プランは、初期費用と月額料金が無料の「フリープラン」のほか、「スタンダートプラン」と「エンタープライズプラン」の計3プランを用意。利用規模に合わせて選ぶことができ、ニーズに合った機能の追加も可能となる。

「GMO mBaaS powered by backendless」利用料金/プラン概要

また、米Unity Technologiesが提供するゲーム開発環境「Unity」用SDKの追加も行う予定だという。