米Googleは1月14日(現地時間)、Android/iOS向けアプリ「Google翻訳」の最新アップデート版を無料で提供開始した。スマートフォンなどのカメラで読み取ったテキストをリアルタイムで翻訳できる「Word Lens」機能などを追加した。
このたび追加された新機能は、「Word Lens」機能と会話の同時翻訳機能だ。Word Lens機能とは、看板や文字にスマートフォンやタブレットのカメラをかざすことによって、アプリがリアルタイムで翻訳してくれるというもの。使用の際にインターネットに接続する必要はない。提供開始時の対応言語は、英語-フランス語、英語-ドイツ語、英語-ポルトガル語、英語-ロシア語、英語-スペイン語。
会話の同時翻訳機能は、音声入力での翻訳時にアプリが自動で2つの言語を識別してくれるというもの。これまでは言語を選択してから音声入力する必要があったが、新しく追加されたマイクアイコンをタップすることによって、話し手が変わるたびにいちいち言語を選択しなくてもよくなった。
<動画>同時翻訳機能によってよりスムーズに会話できる |
また、これまでAndroid版でのみ利用できた「カメラ翻訳モード」をiOS版にも実装した。写真のテキストを読み込んで翻訳する機能だ。カメラ翻訳モードは36言語に対応する。