MHL Consortiumは6日(米国時間)、MHLの次世代規格「superMHL」を策定したと発表した。superMHLでは、8K/120fps映像の伝送、最大40Wの充電機能、ハイダイナミックレンジやDolby Atmosへの対応などが特徴。

MHLは、スマートフォンやタブレットなどのmicroUSBポートと、テレビやディスプレイなどのHDMIポートを接続し、映像を大画面に映し出せるモバイル機器向け映像伝送用インタフェース。MHLの端子は既存のmicroUSBポートやHDMIを共用できるが、機器側がMHL規格に対応している必要がある。

新たに策定されたsuperMHLは、先に挙げた8K/120fpsという高解像度映像の伝送や、最大40Wの充電機能、ハイダイナミックレンジ(HDR)やDolby Atmosへの対応のほか、新たに最大8のマルチディスプレイをサポートする。また、HDCP2.2の対応、複数のMHL対応機器のコントロールなどもMHL3に続き対応する。

コネクタ形状は新たに32ピンを採用し、映像データの伝送と充電を同時に行える。表裏どちらでも挿せるUSBの新規格「USB Type-C」(MHL代替モード)をサポートし、従来のMHL1/2/3とも後方互換する。仕様書は2015年1月末にダウンロード可能。