a systems programming language - expressive, concurrent, garbage-collected

Goプロジェクトチームは「Go 1.4 is released - The Go Blog」において、プログラミング言語「Go」の5つ目の安定版リリースとなる「Go 1.4」のリリースを伝えた。本バージョンでは言語仕様に若干の変更が加えられているほか、サポートするオペレーティングシステムおよびプロセッサアーキテクチャの拡張、ツールチェインおよびライブラリの改善などが実施されている。後方互換性は確保されており、Go 1.3で動作していたソースコードはGo 1.4でもビルドおよび実行が可能とのこと。

「Go 1.4」の最大の特徴として、Androidがオフィシャルサポートの対象となったことが挙げられている。これにより、コアおよびライブラリを使って、GoのコードのみでAndroidアプリの開発が可能になった。ただし、オフィシャルサポートの対象となったとはいえ、Androidで利用できる機能はまだ限定的で、現在開発段階とされている。

「Go 1.4」で導入された言語仕様の変更は主にfor-rangeループに関するもので、互換性を失うような変更ではなく、より利便性の高い記述方法ができるようになった"シュガーシンタックスの導入"という意味合いが強い。そのほか、機能改善やバグ修正も取り込まれている。

GoはGoogleの関連プロジェクトで採用されているほか、比較的扱いやすいことやライセンスがBSDライセンスで採用しやすいことなどもあって、Google関連以外のプロジェクトにおいても開発向けのツールとしての選定が進んでいる。