アップルがApp Store/Mac App Store(アプリ)、iTunes Store(映画、音楽、Podcast)、iBooks Store(ブック、マンガ)の「Best of 2014 今年のベスト」を公開した。今年のトップセラーや人気作品、各ストアのスタッフが自信を持ってオススメするコンテンツなどが掲載されている。

App Storeのベストアプリに選ばれたのは「Hyperlapse from Instagram」(iPhone部門)、「Pixelmator」(iPad部門)。ベストゲームは 「Threes!」(iPhone部門)と「Monument Valley」(iPad部門)。

Hyperlapseは、iOS 8の新機能としても注目されたタイムラプス動画を簡単に撮影して共有できるアプリ。Pixelmatorは、優れたユーザーインターフェイスと操作性で人気の高いMac用画像編集ソフトのiOS版である。Threes!とMonument Valleyはどちらも今年Apple Design Award 2014を受賞した。ゲームとして面白いだけではなく、シンプルで美しいデザインも楽しめるパズルゲームだ。

Pixelmator (iPad)

Monument Valley

Threes!

Mac App Storeの今年のベストアプリは「Notability」。iCloud経由でiOS版とデータを同期できるメモアプリだ。ベストゲームは「Transistor」。 BastionのクリエーターによるSFアクションRPGで、戦略性が問われるストラテジーゲームと、スピード感あふれるアクションゲームが融合している。

iTunes Storeの映画のトップセラー1位は世界中で大ヒットした「アナと雪の女王」。劇場公開と同時にiTunes Storeでレンタルが始まった「機動戦士ガンダムUC episode 7 虹の彼方に」が5位にランクイン。また、今年のベスト: 大ヒット映画に選ばれた「X-MEN: フューチャー&パスト」、「ゼロ・グラビティ」「アメイジング・スパイダーマン2」など、DVD発売よりも早くiTunesでの配信が始まった作品がランクインしている。

アナと雪の女王

音楽もトップセラー:アルバムの1位が「アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック」、ソングの1位が「レット・イット・ゴー~ありのままで~」と、アナと雪の女王がトップを独占。トップソングは、2位が「ひまわりの約束」(秦基博/STAND BY ME ドラえもん)、4位「レット・イット・ゴー」(イディナ・メンゼル/アナと雪の女王)、5位「Happy」(Pharrell Williams/怪盗グルーのミニオン危機一髪)というように映画主題歌が上位に並ぶ。トップアルバムチャートでは、アリアナ・グランデ、テイラー・スウィフト、マルーン5など今年来日して話題になったアーティストが上位に食い込んでいる。Podcastでは、ゲストが様々なアクティビティを紹介する「ピートのふしぎなガレージ」が今年の新作ベストに選ばれた。

映画「怪盗グルーのミニオン危機一髪」の主題歌「Happy」、Pharrell Williamsはアルバム「GIRL」でベストアルバムでもチャートイン

ブックは、半沢直樹シリーズ第4弾「銀翼のイカロス」を含む池井戸潤作品4つがランクイン。マンガは、今年も「進撃の巨人」が全巻ランクインを果たした。