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Mozillaは11月27日(米国時間)、「New search UI coming in Firefox 34|Mozilla Add-ons Blog」において、影響を受けるユーザは一部の地域のユーザに限定されるとしながらも、次の安定版となるFirefox 34において検索フィールドのUIが変更になると伝えた。結果、いくつかのアドオンやテーマが適切に動作しない可能性があるとし、現在リリースされているベータ版などを使ってテストを実施して欲しいと呼びかけている。

Mozillaは先日、米国などを含む特定の地域に関して、デフォルトで利用する検索エンジンをGoogleからYahoo!へ切り替えると発表した。検索フィールドのUI変更はこうした取り組みと連動しており、米国においてはFirefox 34から検索フィールドのサジェスト機能が強化されることになる。サジェストの対象にWikipediaなどを選択するボタンも表示されるようになり、直接特定のサイトへアクセスすることが可能になる。

こうした検索フィールドのUI変更は地域ごとに有効化される仕組みになっており、日本でFirefoxを使っている場合にはこうした変更はみられない。デフォルトの検索エンジンは国や地域ごとに異なるベンダと契約して提供されている。収益元の多角化を進めることは、特定のベンダの意向に縛られないようにする上で重要な取り組みといえる。