SAPはこのほど、Shellおよびフォルクスワーゲン(VW)と共同でコネクテッドカーとその周辺環境の相互作用を検証するパイロットプログラムを発表した。
同プログラムは現在、ドイツ・ハノーバーにて進行中で、給油作業をネットワーク化する統合システムなど、幅広いサービスの基礎を築くことを目指す。プログラムでは、3社のみならず、他の企業も含めた形で、コネクテッドカーの協業に向けた話し合いの基礎作りも行われているという。
SAPは、「シンプル化、機能性、イノベーションを一体化することは、シームレスなコンシューマーエクスペリエンスを実現する上で不可欠と考えている。このようなエンド・トゥ・エンドのエクスペリエンスを、1社単独で実現することは不可能。VolkswagenおよびShellとのコラボレーションは、ネットワーク経済でのコラボレーションとイノベーションの真価をお分かりいただける絶好の事例となる」とコメントしている。