サイバーエージェントが運営する「Ameba」は、10代女子向けに提供するコミュニティサービス「CANDY」「メイクme」「Palette」を利用する現役女子中高生1375名を対象に、「2014年の女子中高生流行語」に関する調査を実施し、その結果を発表した。

今回は、2013年の調査に引き続き、現役の女子中高生1375名に、「2014年に流行した『言葉』」、「2014年に流行した『モノ・コト』」について、それぞれアンケートを11月11日から18日まで実施したもの。

それによると、「今年、自分の周りで流行っていた『言葉』を教えてください」という質問には、1位には女性お笑いコンビ「日本エレキテル連合」の大ヒットネタの「ダメよ~ダメダメ」が、2位以下に大きな差をつけてランクインした。5位にもお笑いコンビ「どぶろっく」による持ち歌、「もしかしてだけど」がランクイン。

「今年、自分の周りで流行っていた『言葉』」 資料:サイバーエージェント

一方、テレビ、映画などのコンテンツに関連した『言葉』も豊富な1年となり、2位の「レリゴー」は、ディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌である「レット・イット・ゴー」の歌詞。3位にもテレビアニメ「妖怪ウォッチ」の主題歌「ゲラゲラポーのうた」の歌詞がランクインしている。

選出理由として「学校内での放送や授業、文化祭の出し物でやっていた」のほか、「暇さえあれば、友達と歌っていた」といった声があがり、自分で歌う、踊るなどのアクションを伴って日常に浸透している様子が伺えた。

上位5位の中で唯一、独自の“JCJK語”として4位にランクインした「かまちょ」は、誰かにかまってほしい=「かまってちょうだい」の略語。リアルでの会話に加えて、TwitterやLINEといったコミュニケーションツールにおいても活用されているという。自分がかまってほしいときに使うほか、「かまってほしがりな友達に対して、『あの子かまちょすぎじゃない?』と言っていた」など、活用形も進化しているようだ。

「今年、自分の周りで流行っていた『モノ・コト』」 資料:サイバーエージェント

次に、「今年、自分の周りで流行っていた『モノ・コト』を教えてください」には、圧倒的な得票数を獲得し1位は「壁ドン」。恋愛漫画などでよく見られるシーンとして2013年頃からSNSを中心として話題になった。

9位にランクインした「顎クイ」も同じく、恋愛漫画発の女子がときめくシチュエーション。こちらも再現写真がSNSに多く投稿されている。

6位の「スクールラブ」に関しては、学校生活の思い出に黒板や教室を使ってカップルや友達同士で写真を撮影するというもので、JCJK時代だけにしか楽しめない限定感が人気のポイントだと言える。

そのほか、8位の「自撮り棒」は、大流行したセルフィー(自分撮り)が簡単にできるようにスマートフォンに取り付けるアイテム。スマートフォンで日常的に写真を撮影するJCJK世代にも使われているようだ。

これらの結果から、全体を通して、"写真(プリクラを含む)映えするシーン"が演出できることと、リアルの場だけでなく、SNSやLINEなどのコミュニケーションツールにおいても活用可能なものが出揃ったことが特徴的な今回のランキング。おしゃれさやおもしろさなど、総合的に流行に敏感でありながらも、自分たちの形にアレンジしてそれを楽しむJCJK世代ならではの結果となったとしている。