アプリックスは10月31日、京都市交通局の京都市営バスに同社のBeaconが導入されたと発表した。
京都市営バスは、停留所に待つ人へのバスの接近を知らせる新たな通知システムの運用を開始する。Beaconは、停留所に設置されたディスプレイとデータをやり取りするために使われる。
通知システムは、京都市交通局と京都高度技術研究所(ASTEM)が共同開発・運用してきた「ポケロケ」を応用したアプリとBeaconを連携させた。以前の実証実験を経て、本格的なサービス開始となる。
京都市営場所は、所有バス788台にBeaconを導入する。開始当初は数カ所のバス停にディスプレイを設置し、残りも順次拡大する方針だ。年度内には60箇所まで増やす。
アプリックスのBeaconは、「iBeacon licensed technology」を用い、商用利用向けBeaconの必須機能である位置測位の精度向上と端末の負荷を軽減する通信方式を採用する。公共事業、自治体などに提供している。