シャープは11月4日、0ルクス(lux)の暗闇の環境下でカラー撮影が可能な監視用赤外線カラー暗視カメラ「LZ0P420A」を開発し、法人向けに11月28日より販売を開始すると発表した。

同製品は、産業技術総合研究所(産総研)と共同で開発した赤外線カラー暗視撮影用撮像素子(CCD)を搭載しており、近赤外光を照射することで0luxでのカラー撮影を可能にした。

また、1280×720画素かつ30fpsの画像を撮影できるほか、CCDを1個使用する単板方式を採用しているため、搭載カメラの小型化を実現しているほか、HD-SDIの標準規格出力に対応しているため、既存のカメラシステムからの置き換えを容易に行うことが可能だという。

なお同製品は、昼夜を問わず、視認性の高い映像の撮影ができるため防犯用監視カメラはもとより、病院や介護施設などにおける患者の見守り用途などに向け、幅広く展開していく予定としている。

シャープの0ルクスの暗闇の環境下でカラー撮影が可能な監視用赤外線カラー暗視カメラ「LZ0P420A」