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Microsoftは次期Windowsとなる「Windows 10」において「OneGet」と呼ばれるパッケージ管理機能の導入を模索していることが10月27日に掲載された記事「Windows 10 will come with a command line package manager, much to the lament of Linux users|ExtremeTech」において伝えられた。現在試験的に公開されているWindows 10で同機能を試すことができるとされている。
記事の説明によれば、OneGetはPowerShellで利用できるパッケージ管理機能であり、Find-Package、Install-Package、Uninstall-Package、Update-Packageなどのコマンドが用意されているという。これまではインストーラをダウンロードし、ウィザードダイアログで「次」を繰り返し押してインストール作業を実施する必要があったが、Windows 10からはPowerShellでコマンド一発でのインストールやアップデートといった管理できるようになる可能性がある。
パッケージ管理システムはLinuxや*BSDでは主要な機能として実装されており、インストールやアップデートの作業はほぼ自動化されている。しかし、Windowsにはこれまでこうしたパッケージ管理機能がデフォルトでは用意されていなかったため、アプリケーションのインストールやアップデート作業はアプリケーションごとに実施する必要があった。したがって、Windows 10以降はインストールやアップデートの面で管理が容易になる可能性が見えてきた。