NECは10月28日、仮想化・クラウドサービス基盤の新製品「Cloud Platform Suite R4.1」の販売を開始した。

Cloud Platform Suite R4.1

Cloud Platform Suiteは、事前に設計・構築・検証済みの製品（サーバ、ストレージなどのハードウェアとOS、仮想化ソフトなどのソフトウェア）と説明書や運用ガイドラインなどのドキュメントをまとめて提供するもの。

新製品では、サーバやストレージのITリソースの仮想化に加え、スイッチなどのネットワークリソースについても仮想的に構築・設定することが可能な「SDNセット」を提供するほか、中小規模向けベーシックパッケージは仮想化ソフトHyper-Vに対応する。

今回、新たにSDNコントローラを搭載することで、内部のネットワークをSDN化し、従来のITリソースの管理に加え、ネットワークリソースも統合的に管理することが可能になった。これにより、Cloud Platform Suite上に構築する業務システム運用の効率化を実現し、費用の削減に貢献する。

管理画面では、論理・物理のネットワーク構成を可視化してネットワークを一元的に把握でき、ドラッグ＆ドロップなどの直感的な操作で、ネットワークの設定・変更ができる。

ネットワーク設定・変更時にはSDNコントローラから各SDNスイッチに対して一括設定が可能で、スイッチ単位ではなく、ネットワーク全体を統合的に管理できる。

サーバはExpress5800シリーズ、ストレージはiStorage M310シリーズ、ソフトウェアはVMware vSphere 5.5やNetBackup 7.6など、最新製品を採用。仮想化ソフトウェアは、VMwareに加え、Windows Server 2012 R2 Hyper-Vにも対応する。

各パッケージの価格は以下のとおり。

製品名 希望小売価格（税別）
ベーシックパッケージ R4.1（V） 890万円～
ベーシックパッケージ R4.1（H） 840万円～
ベーシックパッケージ R4.1（V）SDN対応セット 1090万円～
ベーシックパッケージ R4.1（H）SDN対応セット 1040万円～
スタンダードパッケージ R4.1（V） 2900万円～
スタンダードパッケージ R4.1（V）SDNセット 3100万円～
エンタープライズパッケージ R4.1（V） 3900万円～
エンタープライズパッケージ R4.1（V）SDNセット 4100万円～
ベーシックパッケージ R4.1（V）追加構築セット 1090万円～
ベーシックパッケージ R4.1（H）追加構築セット 1040万円～