Maxim Integrated Productsは9月22日(現地時間)、IoT(モノのインターネット)設計を迅速化するArduinoプラットフォーム用Pmodアダプタ「MAXREFDES72#」を発表した。

同製品により、さまざまな製品レベルのセンサを使用した迅速なプロトタイプ作成が可能になる。さらに、Pmod接続を備えた任意のボードをArduino対応マイコンプラットフォームに容易にプラグインできるようにする。また、同社のコンポーネントを使用しており、IoT設計を短期間で作成するのに最適で、より広範なデジタルプロセッサおよびアプリケーションへのより便利なアクセスを実現する。

一方、Pmodの形状は長年にわたって、特にFPGAベースのプラットフォーム上で、プロフェッショナルグレードのペリフェラルとエンジニアリングプロトタイプとの統合を可能にしてきた。「MAXREFDES72#」は、PmodとArduino互換の形状との橋渡しをすることによって、Arduino互換マイコンボードを使用する際に、新しい可能性を提供する。その結果、高品質コンポーネントへのアクセス性が向上し、設計が迅速、簡素化される。同社は、Pmodコネクタを備えた15種類の単機能ペリフェラルモジュールと13種類のリファレンスデザインボードを提供しているが、今後はそれぞれを任意のArduino互換開発ボードに容易に対応させることが可能になるとしている。

なお、ボードの価格は25ドルで、MaximのWebサイトなどで入手できる。評価ソフトウェアはボードとともに無料で提供されている。

「MAXREFDES72#」の外観