「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して贈られるイグ・ノーベル賞の授賞式が9月18日、米ハーバード大学で開催され、「バナナの皮を踏んだ際の靴と皮の摩擦係数」を調べた北里大学の馬渕清資 教授らが物理学賞を受賞した。

授賞式でスピーチをする馬渕教授 (出典:イグノーベル賞Webサイト)

同賞は1991年に創設されたノーベル賞のパロディで、一風変わった研究や社会的な事件を起こした個人やグループに対して贈られる。日本はこの賞の常連で、過去には「ウシの排泄物からバニラの香り成分を抽出した研究」や、「聴かせるオペラによってマウスの生存期間が延びるかどうかについての研究」などで受賞している。