アンリツは9月8日、シグナルクオリティアナライザ(SQA)「MP1800A」シリーズに、400Gbit/sや1Tbit/sなどの次世代超高速伝送方式を評価できる超高速多チャネルBER測定機能を追加したと発表した。

「MP1800A」は、プラグインモジュール形式のBERT(Bit Error Rate Test:誤り率測定器)であり、2チャネル32Gbps PPGを4枚、または4チャネル32G PPGを2枚1つのメインフレームに実装できる。そして、今回開発した超高速多チャネルBER測定機能を使用することにより、8チャネル分の32Gbit/sのパルスパターン発生器(PPG)を実装した「MP1800A」を、最大4台まで同期させることができる。これにより、Quad DP-16QAM/Dual DP-64QAMなどを使用した400Gbit/sや1Tbit/sの次世代超高速伝送システムで必要とされる各種試験系を構築できる。

また、「MP1800A」に実装される32Gbit/s PPGは、2mUIステップという高精度の位相可変機能を有しており、正確に位相を制御しながら試験系を構築できる。さらに、32Gbit/s PPGのデータ信号のビットパターン自体も発生タイミングを制御することができるため、再現性に優れた試験系を構築できる。

同社では、これら32チャネル32Gbit/s PPG同期機能の提供を開始することにより、次世代超高速伝送方式の早期実用化に貢献するとしている。

400Gbit/sや1Tbit/sなどの次世代超高速伝送方式を評価できる超高速多チャネルBER測定機能が追加された「MP1800A」シリーズ