オムロン ヘルスケアは9月9日、平均10秒で検温することができ、検温データをスマートフォンに簡単に転送することができる通信機能を搭載した「オムロン 婦人用電子体温計 MC-652LC」を、9月16日より発売するほか、検温データをグラフで管理したり、体調管理ができるスマートフォンアプリ「リズムノート」のiPhone版を9月11日より提供すると発表した。

女性のライフスタイルの変化に伴い、月経開始前の「月経前症候群(PMS)」などに悩む女性は増加傾向にあるが、その基本的な対応方法として、月経リズムに合わせた健康管理を行うということが挙げられるが、基礎体温を毎朝測定し、それを毎日記帳しておくことは意外と難しいことが課題となっていた。

同製品は、平均10秒の検温時間を実現しているほか、ケースからの出し入れするだけで電源を自動オンオフすることが可能。また、NFCならびにBleutoothによる通信機能を搭載しており、同社が提供するスマートフォンアプリ「リズムノート」と連動させることで、同社の健康サポートサービス「ウェルネスリンク」にデータが自動的に転送され、iPhoneやAndroid端末でデータの管理を行うことが可能だ。「リズムノート」では、月経周期日数や体温の変化パターンをもとに、体の状態を分析して表示する「マイリズム」機能も利用できるという。

また、データ転送時に通信状況を光で知らせる機能を新たに搭載し、転送時と転送完了をひと目で確認することが可能。さらに、バックライト機能も搭載しているため、暗い部屋でも検温値を知ることができる。

なお、色は、ピンク、ホワイト、ブラウンの3色が提供され、メーカー希望小売価格はオープンとなっている。電池寿命は室温23℃、1日1回/5分検温、1日1回データ転送を行った場合で約9カ月としており、同社では発売1年間で年間17万台の販売を目指すとしている。

オムロンの婦人用電子体温計「MC-652LC」

スマートフォン用アプリ「リズムノート」のイメージ