DMG森精機は9月5日、自社工作機械向けに省電力機能を新たに開発したと発表した。工作機械のさまざまな機能を最適化し、機械を効率的に稼動させることで、サイクルタイムの短縮や、自動運転中の省電力など多くの省電力機能を実現したという。

具体的には、省電力機能として、インバータを用いたクーラント吐出量の制御、動力遮断機能、LED照明や最新の低消費電力高効率機器の採用を挙げている。また、サイクルタイムの短縮による消費電力量の削減については、Mコードの最適化、独自の主軸・サーボ加減速制御、ATC(自動工具交換)時間短縮などによって実現している。このほか、新オペレーティングシステム「CELOS」により、省電力効果の見える化を図った。