理化学研究所(理研)は8月27日、4月から実施しているSTAP細胞の存在を確かめるための検証実験の中間報告を発表した。
同実験では一般的な実験マウスの脾臓について論文に記載されている手順に従って検討を行ったが、論文に報告されたようなSTAP細胞様細胞塊の出現を認めることはできなかったという。
今後は、マウスからの臓器摘出と細胞の回収には熟練した技術が必要である可能性があることから、11月までの期間限定で小保方晴子氏が実験に参加し、同氏による手技を第三者により確認する。また、今回使用されたのとは別のマウス、脾臓以外の臓器からの細胞を使用して、問題の論文に記載されていた多能性細胞誘導現象の有無を3月末までに確認する予定。