アドビ システムズは、同社が発売するデジタルペン&定規「Adobe Ink & Slide」のモニタープロジェクトへの参加者を、公式ブログ「Creative Cloud Blog by Sho Nishiyama」上にて募集している。応募締め切りは8月31日 23:59まで。

「Creative Cloud Blog by Sho Nishiyama」

「Adobe Ink & Slide」は、数々のプロフェッショナル向けソフトウェアを手がけるアドビが初めて発売するデジタル描画用のデバイス。現在、米国では発売されているが、日本国内での展開は2014年内となっている。このプロジェクトでは、国内での販売開始に先立って、「Ink & Slide」の使用感のフィードバックや、同デバイスを用いて作品制作を行い、Twitterなどで発信するなどの活動を行うモニターを5名公募する。また、同プロジェクトへの参加者に対しては、同社より「Adobe Ink & Slide」1セットに加え、「iPad Air」1台、 「Creative Cloud 1年分」が提供される。これらすべてに関して返却の必要はなく、参加者にプレゼントされるという。

同プロジェクトへの参加条件は複数設定されており、まずひとつ目は、アドビオフィス(東京都・大崎)で実施される2回のミーティング(9月8日 18:00~20:00に両方とも出席可能であること。第1回は9月8日 18:00~20:00に開催され、「Ink & Slide」モニタープロジェクト説明会および使い勝手をヒアリングするグループセッションを実施する。続く第2回のミーティングは、9月11日または9月12日の2日のうちいずれかで計2時間(9:00~20:00の間で設定/希望の時間帯は申告可能だが、希望に添えない場合は調整が必要な場合もある)で、個別のユーザーに対して使い勝手のヒアリングが行われる。

ふたつ目の条件は、9月8日~10月31日までの期間に、「Ink & Slide」で制作されたアートワークを合計6作品以上制作し、ハッシュタグ「#adobedraw」をつけた上でTwitterに投稿すること。作品の投稿は、2週間以上間隔を空けずに投稿することが求められている。投稿作品に関しては、同プロジェクトに参加した時点で、アドビが広告、宣伝、販促活動といった商用利用のために使用、複製、改変、翻案、および翻訳する権利を許諾することに同意したものとみなされる。 具体的には、アドビのサイトへの作品掲載、広告バナーなどのために作品を加工して使用、アドビのイベントでの紹介、サンプルアートとしてアプリに同梱などといった用途を想定。著作権は作者である投稿者に帰属するが、「アドビに対して著作人格権を主張しないこと」と明記されている。

そのほかの条件としては、「普段からiPad上で作品を描いている、またはペンタブレット等を用いて作品を描いている」人物であること、「Adobe IDおよびTwitterアカウントを所有していること」が挙げられているが、後者に関してはアカウントを現在持っていない場合、新規作成して応募することも可能。ただし、日常的にSNSを利用していることが好ましく、普段から自身の作品をTwitterなどへ投稿・公開しているとより良いとのこと。

なお、応募は専用のメールフォームから行う。応募手続きには応募者自身が制作した作品の提出が求められており、作品データを添付するか、すでに公開されているポートフォリオサイトのURLを入力することが求められる。ちなみに、募集要項が掲載されている公式ブログ中では、「作品の点数が多い方が作風を判断しやすいため、作品を複数掲載してあるポートフォリオのリンクをお申し込みフォームに記載いただけると大変助かります」とコメントが添えられており、ポートフォリオの提出に関して同社が展開するクリエイター向けポートフォリオサービス「Behance」の利用が推奨されている。入力事項と提出作品を元に作風などを参考とした上で、同社のスタッフが参加者を決定。選出された人に対しては、9月1日以降同社より順次連絡が行われるということだ。