三菱総合研究所は8月25日、「放送・通信連携によるスマートテレビを活用した公共・地域情報などを発信するアプリケーション(スマテレ・アプリ)効果検証」事業の実施に関連し、参加事業者を募集すると発表した。

同事業は、災害・緊急時の公共情報や地域情報などを発信するアプリケーションと放送とが連携するサービスを実現させるための前段階の取り組みとなる調査事業。

参加事業者は、事業企画、アプリケーションの企画、有効性の効果測定などを報告書として取りまとめる。

事業企画の要件は、「発信する公共・地域情報及びその対象地域が明確かつ具体的であること」「発信する公共・地域情報が本事業の目的に沿っており、妥当性があること」などがある。

アプリケーションの要件は、「放送番組とともに公共・地域情報を発信するなど公共性かつ社会性の高い情報を発信するアプリケーションであること」「放送との連動に関し、テレビ受信機との連動、字幕表示、オンデマンドコンテンツとの連携、双方向通信による視聴者間コミュニケーションなど、具体的なサービスを提案する企画であること」などがある。

評価・効果検証の要件は、「一般ユーザ等からなる被験者による評価(グループインタビューやアンケート調査等のモニター調査)を行うこと」「モニター調査は、グループインタビューの場合には 10 人以上、アンケート調査の場合には 50人以上の回答を取得すること」などがある。

事業費の予算総額は6500万円(税抜)で、一事業あたり数百万円程度~を想定している。

参加を検討している事業者は、9月22日12:00までに事業企画を三菱総合研究所宛ての電子メールで送る。採択結果は9月中に通知する予定となっている。