Alteraは8月4日(米国時間)、2014年初めに早期アクセスプログラムに参加したユーザーに対して、実施したベンチマークの結果に基づき、14nm FPGA/SoC「Stratix 10」の早期アクセス開発ソフトウェアの提供を開始したと発表した。
プログラムに参加したユーザーは、直ちにFPGA「Stratix 10」のデザインを開始し、「Stratix 10 HyperFlex」アーキテクチャ、およびIntelの14nmトライゲートプロセスによってもたらされる2倍のコア性能の向上を体験できる。また、同ソフトウェアを通じて、迅速にデザイン性能を調査して、性能向上を達成できるFast Forward Compile機能を含むHyper-Awareデザインフローが提供される。
FPGA「Stratix 10」のコア性能の向上により、「HyperFlex」 アーキテクチャの能力を活用して、前世代のFPGAアーキテクチャでは実現できなかった高い水準の性能を達成できるようになり、デザインにおける性能の制限を取り払うことができる。また、Fast Forward Compile機能は、性能障壁の原因を特定し、迅速に実行できる詳細でかつステップバイステップ方式の性能向上に関する推奨情報を提供する。さらに、同機能が提供する推奨情報を適用することで、達成できるデザインのfMAX(最大動作周波数)の見積リ値を得ることもできる。これにより、FPGA「Stratix 10」によって実現される全体的なデザイン性能を最大限に高めることが可能になり、迅速なタイミングクロージャを達成することができる。