オートデスクは、山口県下関市が進める記念事業である「旧下関電信局電話分室」の建物竣工90周年、ぶんか館オープン5周年にあたり、最新のIT技術を用いて3Dモデル化するプロジェクトに協力する。

今回のプロジェクトでは、NTTファシリティーズ監修の下、オートデスク、トプコンが協力し、建造文化財の3Dモデル化を図り、これを利用することによって、建物を安全に効率よく運用・維持管理できるか、ファシリティマネジメントの視点に立って具体的な事例で検証する。オートデスクはソフトウェア技術を提供することで、建設・土木分野の業務効率向上だけでなく、将来に渡って建物の価値を維持できるように支援する。

建造文化財が3Dモデル化され、3Dデータが運用・維持管理にまで利用されるのは全国で初めてのケース。下関市は今後、文化資料として国内外で共有するとともに次世代に継承できるよう一般公開していく予定だ。