Bromiumは「Bromium Labs Research Brief - Endpoint Exploitation Trends H1 2014 (PDF)」において、Internet Explorer、Mozilla Firefox、Google Chrome、Oracle Java、Adobe Flash、Adobe Reader、Microsoft Officeに関するセキュリティ脆弱性の数を2013年と2014年で比較したデータを発表した。
特にゼロデイ攻撃に関するセキュリティ脆弱性の数が、ほとんどのプロダクトで昨年よりも減少傾向が見られるのに対し、IEだけは逆に増えている点が注目される。現段階で2013年全体のゼロデイ攻撃関連のセキュリティ脆弱性よりも数が増えており、この傾向が続けば2014年におけるIEのゼロデイ攻撃に関するセキュリティ脆弱性の数は、2013年と比較して2倍に増えることになる。
Net Applicationの報告によればデスクトップ(ワークステーション)向けのWebブラウザのうち、IEのシェアは6割近く到達しており、もっともユーザ数が多いブラウザとなっている。Windowsにデフォルトで搭載されているブラウザでもあることから多くのユーザーを抱えるため、攻撃者のターゲットになりやすいという背景がある。