クリエイターたちが作ったスタンプを購入できる「LINE Creators Market」を知っていますか?

近年広く使われるようになってきた無料通話・メールアプリ「LINE」。同アプリ内でのコミュニケーションに使われる「LINEスタンプ」を、個人のクリエイターなどが制作・販売できる「LINE Creators Market」。LINEが公式発表したところによると、特に人気を博した「LINE Creators Market」発のスタンプは平均470万円もの売り上げを記録したとのことで、クリエイターの新たな活路としても注目されています。

そこで、LINEユーザーのスタンプの使用実態について、普段からLINEを使っているマイナビニュース会員にアンケートを実施。今回は、そもそも「LINE Creators Market」の存在を知っているかどうか、そしてクリエイター発のスタンプを購入したことがあるかどうかを聞いてみました。

LINE Creators Marketをご存知ですか?

まずは「LINE Creators Market」を知っているかどうかという質問を投げかけてみたところ、「知っている」と答えた人は回答者全体の17.5%。残りの82.5%の人たちはその存在を知らなかったとのこと。とはいえ、まだ今年4月に本格稼働したばかりのプラットフォームのため、周知にはまだ時間がかかるということなのかもしれません。

LINE Creators MarketでLINEスタンプを購入したことはありますか?

続いて、「知っている」と答えた人たちに、同プラットフォーム発のLINEスタンプを買ったことがあるかどうかを尋ねてみました。すると、「買ったことがある」と答えた人は約10%(9人)。これまで紹介してきたアンケート結果では、有料スタンプの購入経験者は107人、キャンペーンなどで提供されている無料スタンプのみを利用する人が296人という結果でした。これらの数字から見る限りでは、クリエイターが作ったスタンプを購入しようと思っている層は、残念ながらかなり少数派と言えるのかもしれません。

最後に、LINE Creators Marketでスタンプを購入した人に理由を尋ねたところ、「かわいかったから」、「(企業スタンプが200円である一方)100円という価格と、絵が気に入ったから」、「一目惚れした」などといった声が上がりました。具体的な作品名があがったものとしては、岩元大輔さんの「ねこですよ。」、Jecyさんの「こむぎこをこねたもの」がありました。

回答の結果が通常の有料スタンプや無料スタンプと比べてかなり母数が小さかったことで、「LINE Creators Market」自体の認知度がまだ広がっていない現状が浮き彫りになりました。今後の展開にも引き続き注目していきたいところです。

調査時期: 2014年6月26日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数: 20~50代の男女497名
調査方法:インターネットアンケート