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FreeBSDプロジェクトは7月16日、「FreeBSD 9.3-RELEASE Announcement」においてFreeBSD 9系の最新版となる「FreeBSD 9.3-RELEASE」の公開を発表した。安定性向上を目的としたバージョンになっているほか、いくつかの新機能が導入されている。セキュリティサポートの提供は2017年1月1日まで。amd64版、i386版、ia64版、powerpc版、powerpc64版、sparc64版のインストールイメージファイルをFTPサーバなどから取得可能。
FreeBSD 9.3-RELEASEの主な注目ポイントは次のとおり。
- ZFSにブックマーク機能を追加
- スワップスペースを使い切った場合にプロセスをkillしないように指定するためのprotect(1)コマンドの導入
- make installworldではアップデートされることのないシステムファイルのアップデートを管理するためのetcupdate(8)コマンドの導入
- シリアルコンソールがアクティブコンソールとして使われている場合に自動的にコンソールとして機能するための新しい指定子onifconsoleを/etc/ttysへ導入
- OpenSSHおよびOpenSSLをアップデート
Amazon EC2でも「FreeBSD 9.3-RELEASE」が利用できる状態になっている。すでにFreeBSD 9系を採用している場合など、FreeBSD 9.3-RELEASEは採用に適したバージョンといえる。