市場調査会社のカンター・ジャパンはこのほど、日本を含む24カ国にて、「知性」「見た目(ルックス)」「収入」のうち1つだけが優れ、残りの2つは平均的だとしたら、どの組み合わせがもっとも理想的かを尋ねる調査を実施、結果を公表した。

同調査は2月から3月、16歳以上の男女を対象に実施。対象者数は、24カ国でサンプル数2万4,000(調整を実施)、そのうち日本は997だった。調査方法は、主にインターネット調査(日本含む)で、国により対面調査を行った。調査国は、日本、韓国、中国、インド、インドネシア、タイ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ロシア、ポーランド、トルコ、南アフリカ、ケニア、ナイジェリア、メキシコ、コロンビア、ブラジル、アルゼンチン。

日本人は、半数以上が「知性が非常に高く、見た目と収入は平均的」を選択

日本は53%が「知性」を選択

日本の消費者に、1.「知性が非常に高く、見た目(ルックス)と収入は平均的」、2.「お金持ちで、見た目と知性は平均的」、3.「見た目が非常に良く、知性と収入は平均的」の3つの選択肢を提示し、その中から1つを選択してもらった。

すると、「1.」を選択した人が全体の53%、「2.」を選択した人が35%、「3.」を選択した人が12%という結果となった。

「知性」を選択した人の割合は、ポーランドが最多に

次に、日本以外の23カ国での調査結果を並べてみると、1.「知性が非常に高く、見た目と収入は平均的」を選択した人の割合では、ポーランドの83%がもっとも高く、韓国の27%がもっとも低いことがわかった。

「知性が非常に高く、見た目と収入は平均的」は、ポーランドが最多に

24カ国中22カ国が、「見た目」「収入」より「知性」を選択

この1.「知性が非常に高く、見た目と収入は平均的」を選択した人が多数派を占めた国は22カ国あった。

一方、韓国とナイジェリアでは、2.「お金持ちで、見た目と知性は平均的」を選択した人が多数派を占めた。3.「見た目が非常に良く、知性と収入は平均的」を選択した人が多数派を占めた国はなかった。

「見た目が非常に良く、知性と収入は平均的」を選んだ国はなし

この調査結果より、「知性」「見た目」「収入」の3つを比較した場合、「知性」に秀でるのを理想と考える人が世界には多いことがうかがえる。