文化庁メディア芸術祭実行委員会では、平成26年度[第18回]文化庁メディア芸術祭の作品募集を開始する。募集期間は7月7日~9月2日(日本時間 18:00必着)。

第18回文化庁メディア芸術祭ロゴ

昨年度[第17回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展の様子 提供:文化庁メディア芸術祭事務局

文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4 部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の国際的な総合フェスティバル。プロ、アマチュア、自主制作、商業作品を問わず、インタラクティブアート、映像、ウェブ、ゲーム、アニメーション、マンガをはじめとするメディア芸術の広範な表現を対象に、世界中から広く作品を募集する。

昨年度(第17回)は、過去最多となる世界84の国と地域から4,347点の作品の応募があったという。前回の受賞作品には、ドイツのミュージシャン・Carsten NICOLAIによる電磁波を視覚と聴覚で感じられる装置「crt mgn」(アート部門大賞)や、F1レーサー・アイルトンセナが残した鈴鹿最速ラップの走行軌跡とエンジン音を再現したムービー「Sound of Honda / Ayrton Senna 1989」(エンターテインメント部門大賞)、実写ドキュメンタリーとアニメーションを組み合わせたユン/ローラン・ボアローによる映画「はちみつ色のユン」、荒木飛呂彦の漫画作品「ジョジョリオン - ジョジョの奇妙な冒険 Part8-(マンガ部門大賞)がある。

募集対象となるのは、過去1年間(2013年9月13日~2014年9月2日)に完成、または発表された作品で、プロ、アマチュア、自主制作、商業作品は不問。作品の応募は、同芸術祭の公式Webサイトで作品データのアップロードおよび必要事項の入力を行うことで手続きが完了する。Webでの応募のほか、専用の用紙を用いた郵送での応募も受け付けている。ちなみに、同芸術祭では作者からの応募以外にも、公式Webサイト上にてメディア芸術作品の情報を広く受け付ける。作品情報を元に事務局にて調査を実施し、作品募集へとつなげていく。こちらの受付期間は7月7日~8月3日となっている。