米Appleが写真管理・現像ソフト「Aperture」の開発を終了させることが明らかになった。The Loopが米国時間の6月27日に報じ、Appleも公式に認めた。Apertureのライブラリは、2015年前半のリリースを予定しているOS X用の写真アプリケーション「Photos for OS X」に移行できるようになる。
Appleによる公式声明は以下のとおり。
新しいアプリケーション、PhotosとiCloud Photo Libraryの登場により、あなたの写真はすべてiCloud上に安全に保管され、どこからでもアクセスできるようになりますが、Apertureについては新たな開発は行なわれません。来年、Photos for OS Xがリリースされた際には、既存のApertureライブラリはPhotos for OS Xに移行できるようになる予定です。
AppleはWWDC 2014 (6月2日-6日)で、Photos for OS Xのプレビューを披露した。PhotosはiCloud Photo LibraryをサポートするなどiCloudを介した連携(iOS、Mac)に対応する写真ソフトだ。編集機能も充実しており、iPhotoの後継ソフトになる可能性が指摘されていた。The Loopの報道によると、AppleはiPhotoもPhotosに置き換えるという。それが事実であるとすれば、AppleはiOSデバイスとMacの間で同社の写真管理・編集ツールの機能の差をなくし、iCloudを通じた完璧な連携を実現しようとしている。
The Loopによると、音楽制作ソフト「Logic Pro」、映像編集ソフト「Final Cut Pro」の開発は継続する。