ソフトバンク・テクノロジーは、東アジア進出を目指すEC事業者向けに、現地通貨決済サービス「Smart e-Pay(スマート イーペイ)」を提供開始すると発表した。
日本製品は高品質で安全というイメージから海外での評価が高く、アニメや漫画に代表されるサブカルチャーも人気が高まっている。しかし、国内ECサイトではまだ日本円決済のみの対応となっていることが多く、海外の消費者のニーズに応えられていない。
そこで、今回提供を開始する「Smart e-Pay」は、こうした課題を解決し、クレジットカード決済ならびに各国固有の決済手段を、日本法人または現地法人に提供する。これにより、通常、国別・決済手段別に必要となる各決済代行会社との接続を、一括で管理することができる。
具体には、これまで国や決済手段ごとに行っていた契約管理や売上管理、経理業務をソフトバンク・テクノロジーが代行することで、中国元、香港ドル、台湾ドル、韓国ウォンでの現地通貨決済を効率的に導入できる。
香港・台湾のアジアペイ(AsiaPay)、韓国最大手のイニシス(INICIS)、中国の電子決済マーケットシェア1位のアリペイ(Alipay)、3位のテンペイ(Tenpay)が利用可能で、ECサイトを利用する利用者が為替変動の影響を受けることなく、各国現地通貨レートのままで決済ができる。
1カ国、1決済手段からの利用が可能で、同社では要望に応じて費用を見積るとしている。