日本音楽著作権協会(JASRAC)は6月12日、ファイル共有ソフトなどを使用した著作権法違反事件について、九州管区の各警察が5月に集中取締りを実施したことを発表した。
今回の集中取締りでは20ヵ所を捜索、9名を検挙し、6月11日午後10時の時点で2名が逮捕、7名が送致となっている。
JASRACは、検挙された9名のうち、ファイル共有ソフト「Cabos」でJASRACの管理する音楽著作物を違法にアップロードした5名を告訴しており、他の案件についても現在、告訴の準備を進めている。
JASRACが告訴している5名のうち、福岡県の31歳男性は、過去6年にわたってCabosを使用し、延べ1000件以上の音楽ファイルを無断でアップロードした疑いで逮捕。その他の4名も、Cabosを用いてJASRACの管理する音楽著作物を無断アップロードしていたとされ、管轄の各検察にそれぞれ送致されたという。