ADI、モータ/パワーインバータ向け高精度絶縁型ΣΔ変調器を発表

Analog Devices(ADI)は、DC/ACパワー・コンバージョン・アプリケーションにおける高精度の電流および電圧測定向けに、高精度の絶縁型ΣΔ変調器「AD7403」を発表した。

同製品は、-40℃から+125℃の温度範囲にわたり、78KSpsにおいて81dBの信号/ノイズ+歪み(SINAD)(min)を実現しているため、従来以上に正確な電流と電圧測定を可能とする。また、同社の「iCouplerデジタル・アイソレーション技術」が組み込まれており、アナログ信号を最高20MHzで転送可能な1ビット・データ・ストリームに変換することで、シャント抵抗の電圧降下を測定するための1チップソリューションとして利用可能なほか、1250Vpeakの絶縁動作電圧により、設計者は従来より高いDCバス電圧のパワー・コンバージョンやモーター駆動アプリケーションにおいて、低精度でかつ高コストのホール・センサからの置き換えを可能にする。

なお、同製品はすでに量産出荷を開始しており、価格は1万個受注時で2.95ドル(米国における販売価格)となっている。