freeeは5月19日、1クリックで給与額・税金・社会保険料の計算などが可能な「クラウド給与計算ソフトfreee(フリー)」のベータ版を提供開始した。同製品の利用によって、給与事務にかかる手間を大幅に削減できるという。

クラウド給与計算ソフト「freee」の仕組み

同製品は、各従業員が勤怠情報を入力すると、給与額の計算や給与明細の発行・配布、社会保険や年金などの支払いに関する書類の作成などを自動的に実行する。事前に必要な事務作業は、各従業員のアカウント作成のみ。法改正による税率・保険料率の変更にも自動で対応し、ソフトの買い替えやアップデートの必要もない。

データはクラウド上に保存されるため、従業員は自身の給料明細を、PCやスマートフォンなどの各端末から閲覧することが可能。また、同社の提供する「クラウド会計ソフトfreee」と連動し、会計データとして保存することもできる。

管理画面イメージ

給与明細イメージ

今回のベータ版では、すべての機能を無償で提供している。正式版は、無料プランと基本プランの2本立てで、2014年後半にリリース予定。価格は、従業員3名分の給与を計算できる基本プランが月額1980円で、従業員を1名追加するごとに、月額300円が加算される。

クラウド会計ソフト「freee」のアカウントは、クラウド給与計算ソフトでも利用することができ、その逆も可能。