The OpenBSD project produces a FREE, multi-platform 4.4BSD-based UNIX-like operating system. |
5月15日(オランダ時間)にOpenBSD Journalに掲載された記事「Preorders Open For The Book PF, 3rd Edition」がファイアウォールpfを解説した書籍の最新版となる「Book of PF, 3rd Edition」の事前予約が開始されたと伝えた。第3版では新しいトラフィックシェーピングに関する解説が追加されているほか、IPv6に関する説明もこれまでよりも追加されている。また誤植やテキストの修正なども実施されているという。
pfはOpenBSDで開発が進められているファイアウォール。現在UNIX系オペレーティングシステムで採用されているファイアウォール実装としては扱いやすさに定評があり高い人気がある。pfはOpenBSDのみならずほかのオペレーティングシステムにも移植されており、その扱いやすさからさまざまなシーンで活用されている。
比較的古くから存在するファイアウォール実装は先方一致型のルールでルールに一致した段階で処理を実行する。こうした形式は処理速度が高速になる反面、適用優先順位を設定するユーザが完全に把握する必要があること、また、ステートフルなファイアウォール設定をすることが困難であるといった扱いにくい面も持っている。
一方pfはシンタックスがわかりやすく明瞭で、ステートフルなルールも簡単に記述できるという特徴がある。ルーティングソリューションやファイアウォールソリューションでも採用されている。