キーバリューは25日、感圧センサーとiBeaconモジュールを内蔵した「スマート座布団」を開発したことを発表した。

スマート座布団

通常の座布団と見分けるために、青いランプが点灯する仕様となっている

「スマート座布団」は、感圧センサーとiBeaconモジュールを内蔵した、ざぶとん型のスマートデバイス。設置した椅子や畳の上に人が座ると、その重みでセンサーがオンの状態になり、iBeaconの電波信号をスマートフォン・タブレットに送信する。この「座席に人が座っているかどうか」という情報は、あらかじめ登録したiPhoneやiPadなどのスマートフォン、タブレットでリアルタイムに受信することが可能だ。開発版ではiOS7以降にのみ対応しているが、今後Androidでの対応も検討していくとのこと。

また、利用シーンに関して、個人の場合は管理アプリで着席時間を確認し、ライフログをとるような使い方を想定。法人の場合は、 店舗に設置して来客状況を記録し、空席状況を可視化して座席に座るともらえるクーポンを発行するなどのO2O活用や、曜日・時間ごとの来客頻度や顧客の平均滞在時間、回転率分析などに利用する。なお、価格は現在未定となっているが、大量生産時は1枚1,200~2,000円程度となると予想している。